「いびき」は体質ではなく、治療できる病気のサインかもしれません
大きないびき、睡眠中の呼吸の停止、日中の強い眠気——これらは睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。当院では、自宅でできる簡易検査からCPAP治療の導入・毎月の管理まで院内で対応しています。
受診の目安——次にあてはまる方はご相談ください
- ご家族に「寝ているとき呼吸が止まっている」と言われた
- 大きないびきを毎晩指摘される
- 日中の強い眠気がある(会議中や作業中にうとうとしてしまう)
- 起床時の頭痛・熟睡感のなさが続いている
- 高血圧の治療をしていても、血圧が下がりにくい
- 夜中に何度も目が覚める、トイレに起きる
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠中にのどの気道がふさがり、呼吸が止まる状態を繰り返す病気です。眠りが浅くなるため日中の眠気につながるほか、体に負担がかかり続けます。肥満だけが原因ではなく、あごの形や扁桃の大きさなど、体型によらず起こります。
放置するとどうなるか
睡眠時無呼吸を治療せずにいると、高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中などのリスクが高まることが知られています。いびきや眠気は「調べられる症状」です。気になったときが検査のタイミングです。
当院での検査と治療の流れ
- ① 問診
- 眠気の程度・いびきの状況・生活習慣をお伺いします。
- ② 自宅でできる簡易検査(保険適用)
- 携帯用の検査機器をお貸しします。ご自宅でいつもどおり寝ていただくだけで、睡眠中の呼吸の状態を調べられます。
- ③ 結果に応じて治療へ
- CPAP治療(睡眠中に空気を送り、気道を開いた状態に保つ治療)を当院で導入し、毎月の通院で管理します。より精密な検査(入院して行うPSG検査)が必要な場合は、連携病院をご紹介します(紹介実績があります)。
費用の目安(健康保険3割負担・診察料を含む概算): 簡易検査 約2,400〜3,000円/CPAP治療 月あたり約4,200円。
CPAP治療について
- 機器は貸出しのため、購入の必要はありません。旅行や出張にも持参できます。
- 月1回の通院で、使用状況と効果を確認しながら続けます。
- 「音がうるさそう」「苦しそう」と心配される方も多いですが、近年の機器は小型・静音化が進んでいます。合わない場合のマスク調整などもご相談ください。
よくあるご質問
Q. 検査は入院が必要ですか?
A. まずは自宅でできる簡易検査から始めます。機器をお貸しし、ご自宅でいつもどおり寝ていただくだけです。より精密な検査(入院して行うPSG検査)が必要と判断した場合は、連携病院をご紹介します。
Q. CPAPはずっと続けないといけませんか?
A. 睡眠時無呼吸の原因(体重など)が改善すれば、再評価のうえ中止できる場合があります。毎月の通院の中で、経過を見ながらご相談いただけます。
Q. やせていても睡眠時無呼吸になりますか?
A. はい。日本人はあごの骨格の特徴から、肥満がなくても睡眠時無呼吸になる方が少なくありません。いびきや日中の眠気があれば、体型にかかわらずご相談ください。
このほかのご質問は、よくあるご質問もご覧ください。
まずはご相談ください
「いびきくらいで受診していいのかな」と迷われる方こそ、お気軽にどうぞ。ご予約はWEB・LINE・お電話で承ります。
監修・最終更新
監修:院長 園原 史訓(消化器病専門医・消化器外科専門医・日本医師会 かかりつけ医機能研修 修了・難病指定医〔名古屋市〕 ほか)
- 最終更新日:2026年8月
- 出典:日本循環器学会ほか「2023年改訂版 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン」(2026年8月時点)。
- 記載の内容は一般的な目安であり、個々の状態により異なります。費用は一般的な目安です。
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