腹痛・下痢・便秘

その腹痛・便通の変化、「いつものこと」にしていませんか

腹痛・下痢・便秘は、誰もが経験するよくある症状です。多くは一時的なものですが、便通の変化は腸からのサインでもあります。「いつもの便秘」「いつもの下痢」と思っていた症状の陰に、大腸の病気が隠れていることがあります。

このページでは、受診の目安と当院での検査をご案内します。

受診の目安

すぐに受診してください(夜間・休日は救急へ)
  • 突然の、我慢できないほどの激しい腹痛
  • お腹全体が板のように硬い
  • 血を吐いた、真っ黒な便や大量の血便が出た
  • 強い腹痛に高熱をともなう
  • ぐったりしている、意識がもうろうとしている、冷汗が出ている
早めに当院を受診してください
  • 腹痛や下痢が数日たっても良くならない
  • 便に血が混じった
  • 発熱をともなう下痢が続いている
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 便が細くなった、残便感が続く
  • 体重が減ってきた(半年で3kg以上が目安)
  • 市販薬を使っても便秘が良くならない
様子を見ながら、受診をご検討ください

一時的な軽い腹痛で、食事も普段どおりとれており、排便すると楽になって繰り返さない場合は、様子を見ていただいてよいことが多い状態です。繰り返す場合はご相談ください。

みぞおちの痛みや胸やけが中心の方は、胃の痛み・胸やけのページをご覧ください。

腹痛・下痢・便秘の主な原因

感染性胃腸炎(食あたりを含む)
ウイルスや細菌による胃腸炎です。多くは数日で軽快しますが、高熱や血便をともなう場合、水分がとれずぐったりしている場合は受診してください。
過敏性腸症候群(IBS)
検査では目に見える異常がないのに、腹痛と便通の異常(下痢・便秘、またはその両方)が続く病気です。ストレスや生活習慣が関与するとされ、生活改善と薬物療法で症状を和らげることができます。詳しくは消化器内科のページをご覧ください。
慢性便秘症
「たかが便秘」と思われがちですが、生活の質を大きく下げる病気です。作用の異なる複数の治療薬があり、体質に合わせた治療ができます。
大腸憩室・虫垂炎(盲腸)など
発熱をともなう腹痛の原因になります。痛みの場所や経過から診断し、手術や入院治療が必要な場合は連携病院へご紹介します。
大腸がん・大腸ポリープ
便通の変化(便秘と下痢を繰り返す・便が細くなる)や血便・貧血・体重減少が、大腸がんのサインであることがあります。早期には自覚症状がほとんどないため、症状があるときは検査で確認することが大切です。

「いつもの症状」ほど、変化に注意してください

長年便秘や下痢とつき合っている方ほど、変化を見逃しがちです。「いつもと違う」——便に血が混じる、便が細くなる、体重が減る——この組み合わせは、検査を受けるサインです。

受診時に教えていただきたいこと

  • いつから、どのあたりが痛むか
  • 便の状態(かたさ・回数・血が混じるか)
  • 食事の内容(生もの・会食など)、ご家族に同じ症状の方がいるか
  • 海外渡航歴
  • 市販薬・便秘薬の使用状況(薬の名前がわかるものをお持ちください)
  • 体重の変化

当院での検査

問診・診察のうえ、必要に応じて次の検査を行います。いずれも健康保険で受けられます。

  • 血液検査(炎症・貧血などの確認)
  • 腹部エコー(超音波)検査(年間314件〔2025年〕)
  • レントゲン検査・便の検査
  • 胃カメラ(みぞおちの痛みなど上部の精査。経鼻・鎮静対応・予約制)

当院では大腸カメラを実施しておりません。診察のうえ大腸カメラが必要と判断した場合は、対応可能な連携病院をご紹介します。

消化器内科を見る
胃の痛み・胸やけはこちら

よくあるご質問

Q. 血便が出ました。すぐ受診したほうがいいですか?
A. 量が多い場合や黒い便、腹痛・発熱をともなう場合は、早めに受診してください。「痔だろう」と自己判断して大腸の病気の発見が遅れるケースがあります。少量でも繰り返す場合は、必ずご相談ください。

Q. 便秘薬を長く飲み続けても大丈夫ですか?
A. 市販の刺激性下剤を毎日使い続けると、だんだん効きにくくなることがあります。近年は作用の異なる便秘の治療薬が複数あり、体質やライフスタイルに合わせた処方ができますので、一度ご相談ください。

Q. 大腸カメラは受けられますか?
A. 当院では大腸カメラを実施しておりませんが、診察のうえ必要と判断した場合は、対応可能な連携病院をご紹介します。まずは受診していただき、症状を確認したうえで適切な検査をご案内します。

このほかのご質問は、よくあるご質問もご覧ください。

まずはご相談ください

便の悩みは相談しづらいものですが、それだけに我慢して長引かせてしまう方が少なくありません。「これくらいで受診していいのだろうか」と迷う症状こそ、ご相談ください。ご予約はWEB・LINE・お電話・受付で承ります。

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監修・最終更新

監修:院長 園原 史訓(消化器病専門医・消化器外科専門医・日本医師会 かかりつけ医機能研修 修了・難病指定医〔名古屋市〕 ほか)

  • 最終更新日:2026年8月
  • 出典:日本消化器病学会「機能性消化管疾患診療ガイドライン2020(過敏性腸症候群)」/日本消化管学会ほか「便通異常症診療ガイドライン2023(慢性便秘症)」(2026年8月時点)。
  • 記載の検査実績は当院の集計値(事実としての件数)であり、治療成績や他院との比較を示すものではありません。

関連ページ:消化器内科胃の痛み・胸やけ診療実績症状から探す

診療科目
内科・外科・消化器内科・乳腺外科・小児科
所在地
名古屋市南区忠次1丁目1-6
メディカルガーデン名古屋南2階
アクセス

電車
名鉄常滑線「道徳」駅(徒歩約12分)

バス
地下鉄名城線「熱田神宮伝馬町」駅より
名古屋市営バス南巡回系統に乗車、「三新通二丁目」下車徒歩1分

駐車場
30台完備(共同利用)

052-691-5888

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