その背中の痛み、「内臓」からのサインかもしれません
背中の痛みの多くは筋肉や骨からのものですが、膵臓・胆のう・腎臓など内臓の病気が「背中の痛み」として現れることがあります。「動きと関係なく痛む」「食事やお酒と連動する」——これが内臓由来を疑うヒントです。
受診の目安
- すぐに受診してください(夜間・休日は救急へ)
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- 突然の、引き裂かれるような激しい背中・胸の痛み(血管の病気の可能性)
- 激しい上腹部〜背中の痛みで、じっとしていられない・嘔吐をともなう
- 背中の痛みに高熱・悪寒ふるえをともなう
- 冷や汗・意識が遠のく感じをともなう
- 早めに当院を受診してください
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- 食後(特に脂っこい食事のあと)に、みぞおち〜右の背中が痛む(胆石のサイン)
- 飲酒後に、みぞおち〜背中が痛む(膵臓のサイン)
- 動作と関係なく、安静にしていても背中が痛む
- 夜間に痛みで目が覚める
- 背中の痛みとともに体重が減ってきた
- わき腹〜背中の波のある痛み・血尿をともなう(尿路結石のサイン)
- 健診で膵臓・胆のうの指摘を受けたことがあり、背中の痛みが出た
- 様子を見ながら、受診をご検討ください
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動かすと痛む・特定の姿勢で痛む場合は、筋肉・骨格由来のことが多い状態です。数日様子を見て改善しなければ、整形外科または当院へご相談ください。
筋肉・骨由来と内臓由来——見分けのヒント
- 筋肉・骨格由来が多いパターン
- 動かすと痛みが変わる/特定の姿勢で痛む・楽になる/押すと痛い場所がはっきりある
- 内臓由来を疑うパターン
- 動きや姿勢と関係なく痛む/食事・飲酒と連動して痛む/安静にしていても痛い・夜間に痛む/発熱・吐き気・体重減少をともなう
内臓が原因の背中の痛み
- 胆石症・胆のう炎
- 脂っこい食事のあとに、みぞおち〜右の肋骨の下〜右の背中にかけて痛むのが典型です。腹部エコーで確認できます。
- 膵炎・膵臓の病気
- みぞおちから背中に抜ける痛みが特徴で、飲酒と関連することがあります。前かがみになると楽になる場合があります。血液検査(膵酵素)と腹部エコーで確認します。
- 尿路結石
- わき腹〜背中の波のある強い痛みで、血尿をともなうことがあります。
- 血管の病気
- 突然の引き裂かれるような激しい痛みは、血管の病気の可能性があります。ためらわず救急を受診してください。
当院での検査
- 血液検査(膵酵素・肝胆道系の数値・炎症の確認)
- 腹部エコー(年間314件〔2025年〕):胆のう・膵臓・腎臓を確認します。症状に応じて当日実施しています。
- レントゲン検査(当日可能)
- CTなどの精密検査が必要な場合は、対応可能な連携病院をご紹介します。
受診時に教えていただきたいこと
- 痛む場所(背中のどのあたりか・おなか側にも痛みがあるか)
- 食事や飲酒との関係
- 動作・姿勢との関係
- 体重の変化
- 健診での指摘歴(胆石・膵のう胞など)
よくあるご質問
Q. 背中が痛いとき、整形外科と内科どちらに行けばいいですか?
A. 動かすと痛む・特定の姿勢で痛む場合は筋肉や骨格由来が多く、整形外科が適しています。動きと関係なく痛む・食事や飲酒と連動する・発熱をともなう場合は内臓由来の可能性があり、当院で検査できます。迷う場合はまずご相談ください。
Q. 検査は当日できますか?
A. 血液検査・レントゲンは当日可能です。腹部エコーも、症状に応じて当日実施しています。
Q. 健診で「膵のう胞」を指摘されたことがあります。背中が痛いのは関係ありますか?
A. 関係がある場合もあります。膵のう胞の指摘歴がある方の背部痛は、一度膵臓の状態を確認しておくことをおすすめします。
このほかのご質問は、よくあるご質問もご覧ください。
まずはご相談ください
監修・最終更新
監修:院長 園原 史訓(消化器病専門医・消化器外科専門医・日本医師会 かかりつけ医機能研修 修了・難病指定医〔名古屋市〕 ほか)
- 最終更新日:2026年8月
- 出典:日本消化器病学会「胆石症診療ガイドライン」/「急性膵炎診療ガイドライン」(2026年8月時点)。
- 記載の内容は一般的な目安であり、個々の状態により異なります。
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