子どものせき・鼻水が気になるとき
せき・鼻水は、お子さまの受診理由としていちばん多い症状です。その多くはかぜにともなうもので自然に軽快しますが、なかにはぜんそくやクループ、副鼻腔炎など、治療が必要なものが隠れていることがあります。
見るべきポイントは、せきの音や回数よりも呼吸の様子です。このページでは、受診の目安とご家庭でできることをご案内します。
受診の目安
- 夜間・休日でも、すぐに受診してください(救急)
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次のいずれかがあるときは、時間帯を問わず受診が必要です。
- 呼吸が苦しそうで、会話や飲食ができない
- 息を吸うときに胸がペコペコと凹む呼吸をしている
- 口唇や顔色が悪い
- ゼーゼー・ヒューヒューが強く、ぐったりしている
夜間・休日は、下記の急病診療所・救急相談(#8000)をご利用ください。緊急の場合は迷わず119番へ。
生後3か月未満でせきが続く場合は、当院ではなく小児科のある病院・救急の受診をおすすめします(子どもの発熱と同じ方針です)。
- 早めに当院を受診してください
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- ゼーゼー・ヒューヒューが聞こえる(ぜんそくと言われたことがある場合は特に)
- 犬の遠吠えのような「ケンケン」というせきが出る、声がかすれる(クループ症候群の可能性があります)
- せきで夜眠れない、せき込んで吐いてしまう
- せきが2週間以上続いている
- 鼻水が長引いてドロッとした色に変わってきた、鼻づまりで眠れない
- 発熱をともなう(子どもの発熱の目安もご参照ください)
- おうちで様子を見ながら、日中の受診をご検討ください
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せき・鼻水はあっても、元気があり・水分がとれて・眠れている場合は、診療時間内の受診で問題ないことが多い状態です。呼吸の様子や発熱の有無に注意しながらお過ごしください。
せき・鼻水の主な原因
- かぜ症候群
- 最も多い原因です。せき・鼻水・のどの痛みが数日〜1週間ほどで軽快していきます。
- 気管支炎
- かぜに続いて、たんのからむせきが長引くことがあります。
- ぜんそく(気管支喘息)
- ゼーゼー・ヒューヒューを繰り返す、夜間や明け方にせき込む、運動でせきが出る——などがサインです。当院で診断・治療(吸入治療)に対応しています。
- アレルギー性鼻炎・花粉症
- 透明な鼻水・くしゃみ・鼻づまりが長く続きます。アレルギー検査は5歳以降を目安に行っています。
- クループ症候群
- 犬の遠吠えのような「ケンケン」というせきと声がれが特徴で、夜間に悪化しやすい病気です。呼吸が苦しそうな場合はすぐに受診してください。
- 副鼻腔炎
- ドロッとした鼻水・鼻づまりが10日以上続く場合に疑われます。
受診前に、ご家庭でできること
- 水分をこまめに。のどがうるおうと、せきが和らぎます。
- 部屋の加湿。乾燥はせきを悪化させます。入浴の湯気も有効です。
- 鼻水は吸ってあげる。市販の鼻吸い器で、眠る前に吸ってあげると楽になります。
- 1歳以上のお子さまには、ハチミツが夜間のせきを和らげることが知られています。ただし1歳未満には乳児ボツリヌス症の危険があるため、絶対に与えないでください。
- 市販のせき止めは、年齢により使えないものがあります。迷ったらご相談ください。
受診時に教えていただきたいこと
次の点をお伝えいただけると、診察がスムーズです(わかる範囲で構いません)。
- いつから続いているか、どんなせきか(乾いたせき・たんのからむせき・ケンケンというせき)
- ゼーゼー・ヒューヒューの有無、夜間や明け方のせき込み
- ぜんそくと言われたことがあるか、アレルギーの有無
- 保育園・学校やご家族での流行
- 予防接種の状況(母子手帳をご持参ください)
当院での診療
夜間・休日にお困りのとき
当院の診療時間外は、下記の公的な窓口をご利用ください。
- 受診するか迷うとき|あいち小児救急電話相談 #8000
- 短縮番号がご利用いただけない場合は 052-962-9900
受付時間:平日 19:00〜翌朝8:00/土曜・日曜・祝日・年末年始 8:00〜翌朝8:00
看護師が電話で相談に応じます(相談は無料・通話料は自己負担)。
- 日曜・祝日に受診したいとき|南区休日急病診療所(内科・小児科)
- 名古屋市南区西又兵ヱ町4丁目8番地の1 TEL 052-611-0990
受付時間:9:30〜12:00/13:00〜16:30(日曜・祝日・12月29日〜1月3日)
- 平日の夜間
- 上記の南区休日急病診療所と同じ建物にある南部平日夜間急病センターは、内科のみの診療(受付 20:30〜23:30)です。お子さまの受診をご希望の場合は、必ず事前にお電話(052-611-0990)でお問い合わせください。
意識がない、けいれんが続く、呼吸が苦しいなど、緊急の場合は迷わず119番へご連絡ください。
- 上記は2026年8月時点で愛知県・名古屋市が公表している内容です。最新の情報は各窓口の案内をご確認ください。
費用について
名古屋市の子ども医療費助成制度により、18歳に到達した年度末までのお子さまは、保険診療の自己負担額が助成されます(保護者の方の所得制限はありません)。受診の際は、資格確認書またはマイナ保険証とあわせて医療証をご提示ください。
- 予防接種(任意接種)や診断書の発行など、保険適用外のものは助成の対象外です。
- 制度の詳細・申請方法は名古屋市の案内をご確認ください(2026年8月時点の内容です)。
よくあるご質問
Q. せきだけで熱がないときも受診したほうがいいですか?
A. はい。せきが長引く場合や、ゼーゼーする・夜眠れない・嘔吐するほどせき込む場合は、熱がなくても受診をおすすめします。長引くせきの背景に、ぜんそくやアレルギー、副鼻腔炎などが隠れていることがあります。
Q. ゼーゼーいうときは、ぜんそくですか?
A. 必ずしもぜんそくとは限りません。かぜや気管支炎でもゼーゼーすることがあります。ただし、繰り返すゼーゼーはぜんそくのサインのことがあります。当院ではぜんそくの診断・治療(吸入治療)に対応していますので、ご相談ください。
Q. 鼻水の色が変わったら受診のサインですか?
A. 色だけで慌てる必要はありません。かぜの経過中に鼻水が黄色っぽくなることはよくあります。ただし、10日以上続く、ドロッとした鼻水と鼻づまりで眠れない、顔や目の周りを痛がるなどの場合は、副鼻腔炎の可能性があるためご受診ください。