「要精密検査」は、がんと決まったわけではありません
胃がん検診の結果に「要精密検査(要精査)」とあると、不安になる方は少なくありません。まず知っていただきたいのは、要精密検査はがんの確定ではないということです。
一方で、「前も大丈夫だったから」と精密検査を受けないのがいちばんの心配です。胃カメラで直接確かめることが大切です。
受診の目安
- すぐに受診してください(夜間・休日は救急へ)
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- 黒いタール状の便が出た
- 血を吐いた
- 強い腹痛がある
- 早めに当院を受診してください
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- 胃がん検診(バリウム)で「要精密検査」「要精検」と言われた → なるべく早く(1か月以内を目安に)
- あわせて、体重が減ってきた・食欲がない・食べ物がつかえる・貧血を指摘されたなどの症状がある場合は、さらにお早めに
数字で知る「要精密検査」
厚生労働省の統計(令和5年度地域保健・健康増進事業報告)では、令和4年度に胃がん検診を受けた方のうち約5%(5.34%)が要精密検査となり、そのうち胃がんが見つかったのは1.85%でした。要精密検査となった方の約50人に1人の割合です。
多くは、胃炎・ポリープ・潰瘍のあと・胃の粘膜の萎縮などの変化です。ただし、その「1人」を見逃さないために、精密検査を受けることが大切です。
バリウム検査で指摘される主な所見
- ポリープ・隆起
- へこみ(胃潰瘍・十二指腸潰瘍やそのあと)
- 粘膜のひだの乱れ
- 胃・十二指腸の変形
- 萎縮性胃炎
結果票に書かれた所見の意味がわからないときも、そのままお持ちください。
精密検査は胃カメラで
バリウム検査は、胃の形や粘膜の凹凸を「影」として見る検査です。胃カメラは粘膜を直接観察でき、必要に応じて組織を採って(生検)確定できます。
あわせて、胃がんの主な原因とされるピロリ菌の感染の有無も確認します。
当院の胃カメラ
経鼻・経口の両方に対応し、眠ったまま受けられる鎮静下の検査にも対応しています(年間447件〔2025年〕)。胃カメラは予約制で、WEB・LINEからも直接ご予約いただけます(お電話・受付でも承ります)。
要精密検査の精密検査は保険診療のため、鎮静下(眠って胃カメラ)でも受けていただけます。
受診の流れ
- STEP1 ご予約・ご来院
- WEB・LINE・お電話・受付でご予約ください。当日は検診の結果票(あれば画像も)をお持ちください。
- STEP2 胃カメラ
- 粘膜を直接観察し、必要に応じて組織を採って調べます。
- STEP3 結果のご説明
- 当日わかる結果をご説明します。組織検査の結果は後日のご説明となります。
- STEP4 その後の治療・経過観察
- ピロリ菌が陽性の場合は除菌治療を行います(除菌実績 年間114件〔2025年〕)。必要に応じて、定期的な経過観察をご案内します。
費用の目安
精密検査は保険診療です。健康保険(3割負担)のおおよその目安は次のとおりです。
- 胃カメラ:4,000〜9,000円程度(観察のみ〜組織検査により変動)
- 上記は当院の保険点数をもとにした概算で、初診料・再診料や処方等は含みません。
次回からの胃がん検診は「胃カメラ(内視鏡)」がおすすめです
当院の胃がん検診は内視鏡(胃カメラ)で行っています(エックス線検査は行っていません)。バリウム検査より詳しく調べられるためです。
名古屋市の胃がん内視鏡検診は、50歳以上の方が2年度に1回、自己負担500円で受けられます(検診の規定により鎮静は対象外です)。詳しくはがん検診・がん診療のページをご覧ください。
よくあるご質問
Q. もう一度バリウム検査を受ければよいのではないですか?
A. 精密検査としては胃カメラをおすすめします。バリウム検査は影で異常を見つける検査で、胃カメラは粘膜を直接観察し、必要に応じて組織を調べて確定できます。
Q. 胃カメラがつらそうで不安です。
A. 当院では鼻からの細いスコープ(経鼻内視鏡)や、眠ったまま受けられる鎮静下での検査に対応しています。胃カメラは予約制で、WEB・LINEからも直接ご予約いただけます(お電話・受付でも承ります)。
Q. 去年も要精密検査で、胃カメラでは異常がありませんでした。今年も受けるべきですか?
A. 前回の胃カメラの結果によって判断が変わります。ピロリ菌の感染の有無(陽性・陰性)や除菌の経歴なども大切な情報です。これらをあわせて総合的に判断しますので、まずはご受診ください。前回の結果がわかるものがあればお持ちください。
まずはご相談ください
通知を受け取ってから受診までの時間は、どなたにとっても長く感じられるものです。できるだけ早い日程でご案内します。ご予約はWEB・LINE・お電話・受付で承ります。
監修・最終更新
監修:院長 園原 史訓(消化器病専門医・消化器外科専門医・日本医師会 かかりつけ医機能研修 修了・難病指定医〔名古屋市〕 ほか)
- 最終更新日:2026年9月
- 統計の出典:厚生労働省「令和5年度地域保健・健康増進事業報告」(日本医師会「知っておきたいがん検診」の集計より・2026年9月時点)。
- 記載の検査実績は当院の集計値(事実としての件数)であり、治療成績や他院との比較を示すものではありません。費用は一般的な目安です。
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