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    メディカルガーデン名古屋南 2階
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乳腺外科

当クリニックの乳腺外科について

乳腺外科では、乳腺に関する全般的な診療をいたします。「乳房にしこりを触れる」、「乳房に痛みがある」、「乳房が張った感じがする」、「妊娠していないのに乳汁が出る」など、乳腺に関して少しでも気になる症状がみられたら、一人で悩まず、お気軽にご相談ください。当クリニックでは、乳腺外科のかかりつけ医として乳房超音波(エコー)検査などを行い、迅速に乳腺疾患の診断を行なっていきます。また、局所麻酔の乳腺腫瘍手術にも対応しております。

乳腺外科で扱う主な症状
  • 乳房を触るとしこりのようなものを感じる
  • わきの下にしこりがある
  • 乳房が腫れてきた
  • 乳房が熱を持っている
  • 乳房に痛みがある
  • 乳頭が窪んできた
  • 乳房に潰瘍が出来た
  • 腕を持ち上げると痛みがある
  • 乳頭から赤色や褐色の分泌液が出る
  • 乳首がただれてきた
  • 乳がん検診などで要再検査と言われた
主な疾患
乳がん 乳腺症 乳腺炎 良性乳腺腫瘍

乳がん

乳がんは日本人女性で最も多いがんであり、近年は若年層から高齢者まで幅広い年代で増加傾向にあります。早期に発見し、適切な治療を行うことで、十分に治癒が期待できる病気です。

乳がんの主な種類と特徴

乳がんにはいくつかの種類があり、それぞれ進行のしやすさや治療法が異なります。代表的なタイプは以下の通りです。

非浸潤性乳管がん(DCIS)
乳癌(DCIS)
乳癌(DCIS)
  • 乳管内にとどまっている、ごく早期の乳がん(ステージ0)
  • 浸潤や転移のリスクはほとんどなく、予後は非常に良好です
  • 40〜60代の女性に多く、乳がん全体の約20%を占めます
  • 放置すると進行がんになる可能性もあるため、適切な治療が必要です
浸潤性乳管がん(IDC)
乳癌(浸潤性乳管癌)
乳癌(浸潤性乳管癌)
  • 乳管から周囲の組織へ広がるタイプで、最も一般的(約80%)
  • 初期は自覚症状が少なく、検診で偶然発見されることもあります
  • 進行するとリンパ節や他の臓器に転移する可能性があります
  • 早期発見により、治療効果が大きく向上します
粘液がん(Mucinous carcinoma)
乳癌(粘液癌)
乳癌(粘液癌)
  • がん細胞が多量の粘液を含む特殊なタイプ
  • 比較的進行がゆっくりで、予後が良好なケースが多いです
  • 特に高齢の女性に見られやすく、全体の1〜5%を占めます
小葉がん(Lobular carcinoma)
  • 乳腺の「小葉」から発生する乳がん
  • 初期には症状やしこりが目立ちにくいのが特徴です
  • 進行すると腹膜や卵巣などへの遠隔転移をきたす場合があります

乳がんのリスク因子

乳がんの発症には、以下のようなさまざまな因子が関係しています。

  • 40歳以上の女性
  • 初潮が早い、閉経が遅い
  • 出産経験がない、または高齢初産
  • 血縁者に乳がんの既往がある(家族歴)
  • 閉経後の肥満、運動不足、飲酒・喫煙習慣
  • ホルモン補充療法や経口避妊薬の使用歴
  • 過去に乳がんや良性乳腺疾患の経験がある

※上記のリスク因子があるからといって、必ずしも乳がんになるわけではありません。

日本における乳がんの現状

  • 日本では乳がんの罹患数は約9万人以上で、女性のがんの中で最も多くなっています。
  • 年齢別では45〜69歳で発症のピークを迎えますが、近年は高齢の方も増えています。
  • 定期的な乳がん検診や、自己触診による早期発見がとても重要です。

乳がんの検査と診断

当院では以下のような検査を組み合わせて、正確な診断を行います。

  • 視触診・問診
  • 乳腺エコー検査(超音波)
  • 必要に応じて細胞・組織診(針生検)

症状や検査結果に応じて、専門病院と連携し、精密検査・治療につなげていきます。

乳がんの治療方法

乳がんの治療は、がんの進行度や種類、患者さんの体調や希望に応じて決定されます。主に以下の治療法を組み合わせて行います。

局所治療
  • 手術
    腫瘍部分だけを切除する乳房温存術や、乳房全体を摘出する乳房切除術があります。
  • 放射線治療
    主に乳房温存手術後や、再発リスクの高い場合に行います。

全身治療(薬物療法)

治療法 特徴
ホルモン療法 女性ホルモンの影響を抑えて再発を防ぐ治療です。ホルモン受容体陽性乳がんに有効です。
化学療法 抗がん剤を使用し、全身に作用してがん細胞を減らします。再発・転移リスクが高い場合に実施されます。
分子標的治療 がん細胞だけに多く見られる分子をターゲットにした治療で、HER2陽性乳がんなどに適応されます。

早期発見・早期治療が大切です

乳がんは、定期検診やセルフチェックによって早期に発見することが何よりも重要です。特に40歳を過ぎた方や、乳がんの家族歴がある方には、定期的な検査をおすすめします。
当院では、必要に応じて乳腺専門病院とも連携しながら、患者さん一人ひとりに寄り添った丁寧な対応を心がけています。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

乳がんは全身に影響を及ぼす病気であるため、手術・化学療法(抗がん剤・分子標的薬)・ホルモン療法・放射線療法などを組み合わせた総合的な治療が必要となります。
当クリニックでは、中京病院・大同病院・中部労災病院・大学病院(名市大病院・藤田医科大学病院・名古屋大学)など地域の基幹病院と連携し、患者さん一人ひとりに最適な治療方針をご提案しています。

乳腺症

乳腺症は主に30代後半~50代の方に生じ、乳房の片側もしくは両側に腫れ、張り、痛みや灼熱感などを生じる状態です。痛みは月経周期と連動することがありますが、無関係な場合も多く見られます。また、乳頭からの異常分泌(血液が混じったものや乳汁のようなものなど)を生じる場合もあります。乳腺症の原因はすべてが明らかになっているわけではありませんが、女性ホルモンのバランスが崩れることが一つの要因と考えられています。超音波検査を行うと、乳腺症の乳房は乳腺組織と脂肪組織が混在して、のう胞と呼ばれる液体が溜まった袋状のものが見つかる場合が多くあります。乳腺症は女性のたどる正常な身体変化であり、基本的に治療は不要ですが、変化の中に乳がんを含む悪性腫瘍が紛れ込むことがあり、症状がある場合には一度乳腺外科を受診した上で経過観察や精密検査を検討する必要があります。

乳汁うっ滞・乳腺炎・化膿性乳腺炎

乳腺でつくられた乳汁の流れが停滞し、痛みがある状態が乳汁うっ滞、熱が生じると乳腺炎、ばい菌の影響が強く、膿が溜まるなどすると化膿性乳腺炎と診断します。授乳中・産褥期に起こりやすく、高熱や悪寒が出ることもあります。乳腺内に膿がたまり、治りにくいケースもありますので、診察時には炎症の程度を観察し、抗生物質の投与や穿刺・切開などの外科的処置が必要かどうかを判断します。乳汁の流れが悪くなり、マッサージや授乳後にもしこりが生じて痛みが増し、熱が出るような場合には乳汁うっ滞や乳腺炎の可能性がありますので、お早めに受診してください。

良性乳腺腫瘍

線維腺腫
線維腺腫

良性の乳腺腫瘍は20~30代の女性によく見られます。しこりに気づいたときは、乳腺外科の診察を受け、乳がんなどの悪性疾患でないかどうかを確認しておきましょう。良性乳腺腫瘍との診断が確定していて大きな変化が無ければ、手術をせずに定期的な診察で経過をみていきます。しかし、急速に大きくなったり3cmを超えたりする場合、また患者様に摘出の希望があるような場合には、手術をすることもあります。手術によって摘出された腫瘍は顕微鏡検査をおこなって悪性・良性の区別を確実に行い、必要に応じて追加治療をご提案いたします。

乳腺超音波検査・穿刺吸引細胞診・乳腺針生検

VABのEleVation™ バイオプシーシステム
針生検機器(VAB)
VAB超音波写真
VAB超音波写真

乳腺診療には超音波検査が重要です。しこり、痛みなど乳腺の異常がある場合には診察と乳腺超音波検査を行い、実際にしこり(腫瘍など)があるかどうかを判断します。当クリニックでは富士フイルムヘルスケア社の超音波診断装置を使用しており、高周波プローブによって乳腺の繊細な画像検査が可能です。またリアルタイムエラストグラフィという機能でしこりの硬さを推定することができ、より正確な診断に役立ちます。

超音波検査で観察したしこりが乳がんを疑わず、良性疾患の可能性が高い場合には定期的な超音波検査による経過観察を行います。一方、しこりに悪性の可能性がある場合にはまず穿刺吸引細胞診(FNA:fine needle aspiration)を行います。これは注射に用いる針よりも細い針で乳腺のしこりなどから細胞を吸引し、顕微鏡で診断する検査です。この結果、悪性と判断されれば更なる精密検査を行い、乳がんに対する治療計画を立てていきます。FNAでも良悪性の判定が困難な場合や早期の乳がんが疑われ、ある一定量の組織採取が必要な場合には乳腺針生検を行います。当院ではより正確な診断をおこなうために、吸引をかけて組織を確保しながら針生検を行うVAB(vacuum-assisted breast biopsy)を行っています。FNAもVABも超音波検査で針の方向を確認しながら行います。

  • 細かい石灰化病変(カルシウムなどの沈着)についてはマンモグラフィ(乳腺のレントゲン検査)を行った上で乳がんが疑われる場合にはステレオガイド下生検(マンモグラフィの画像をもとに組織のサンプルを採ること)が行われます。
診療科目
内科・外科・消化器内科・乳腺外科・小児科
所在地
名古屋市南区忠次1丁目1-6
メディカルガーデン名古屋南 2階
アクセス

電車
名鉄常滑線「道徳」駅(徒歩約12分)

バス
地下鉄名城線「伝馬町」駅より
名古屋市営バス「三新通二丁目」下車徒歩1分

駐車場
15台完備

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休診日:水曜日、土曜日午後、日曜日、祝日
診療時間 日祝
9:00~12:00
15:30~18:30

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